厄除けの寺 由加山蓮台寺 岡山県倉敷市
享保年間(1716~1736)に造営された倉敷市に残る数少ない五間の規模をもつ本格的な本堂建築です。「十一面観世音菩薩」を祀り、今では永代位牌堂として日々供養されています。
宗祖弘法大師をお祀りするお堂です。文化14年(1817)増範住職のとき名匠大塚安左衛門の手により、高野山の御影堂を由加山に再現したものです。
寛文年間(1661~1673)に建てられ、後に暴風雨で倒壊したものを天保年間(1830~1844)に再建しました。中には「五智如来」や木造の「大仁王像」(内部非公開)をお祀りしております。この建物は県の重文になっており、江戸時代までに建てられたものでは最大級(日本で二番目に大きい)の多宝塔です。
明治政府の神仏分離政策にも負けず、権現様を護り続けるため、明治の初期に建てられたお堂です。昭和63年より権現堂奥の院としてお祀りしています。