厄除けの寺 由加山蓮台寺 岡山県倉敷市
厄除けの霊山として、また岡山藩主の祈願寺として参拝がたえない由加山は、瑜伽の権現さまとして名高く真言宗御室派の寺で別格本山の格式を戴いた古刹です。本尊に十一面観音をお祀りし、中国三十三観音霊場6番札所となっております。
平成18年には世界最大級の木造不動尊(座像)をお迎えしました。参拝の皆様には瑜伽大権現さまの御霊験に加え、さらに大不動の巨像にふさわしい偉容とその霊験をいただきください。
また、大茶盛や精進料理もご用意。こころ静かなひとときをお過ごしください。
約1300年前、行基菩薩により「瑜伽大権現」を霊地「瑜伽山」にお迎えされ、また「本尊十一面観世音菩薩」を光を放つ香木より彫りだし、祀られたと伝えられています。
瑜伽の権現さまは人々の苦しみを除き、幸せを与える誓いを立てられた阿弥陀如来と薬師如来の二尊が(人々にわかりやすい姿として)仮に神人の姿をもって現れたのです。そのお誓いから「厄除けの寺」として栄え、代々の備前藩主「池田侯」の祈願寺としても篤い信仰を受けました。
現在、『有求必応』(求めあらば必ず応ず)の霊山、別格本山由加山蓮台寺は堂塔伽藍の造形美、諸堂の建立の規模においても、中国地方無比の巨刹として、遠くその名は知られ、由加山への参拝者は年間40万人を数え、年を重ねる毎に増加の一途をたどっています。